①ギリシアが生んだ巨匠指揮者ミトロプーロスは、ニューヨーク・フィルの音楽監督として活躍しましたが、晩年はヨーロッパでもオペラを中心に活躍しました。このアルバムで聴ける「ドン・ジョヴァンニ」は、巨星フルトヴェングラーが亡くなった後に彼の遺志を受けてザルツブルク音楽祭でウィーン・フィルと上演されたプロダクションのライヴです。
②モーツァルト生誕200周年に沸いたこの年のザルツブルク音楽祭でもっとも大きな出し物となったこの記念碑的名演奏は、フルトヴェングラーが乗り移ったような壮絶な演奏となっています
相変わらずシエピが凄く(石像にナイフを刺そうとして跳ね返される音も入っています)
ミトロプーロスの指揮はフルトヴェングラーの凄まじいアッチェレランドこそありませんが、すみずみまで神経の行き届いた緊張感あふれるものになっています
③イタリアREPLICA盤4枚組
箱・解説・スリーヴともに殆ど使用感の無い美品です
【曲目】
モーツァルト: 歌劇 「ドン・ジョヴァンニ」 K.527 (全曲)
【演奏】
ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
チェーザレ・シエピ(バス) … ドン・ジョヴァンニ
ゴットロープ・フリック(バス) … 騎士長
エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ) … ドンナ・アンナ
レオポルド・シモノー(テノール) … ドン・オッターヴィオ
リーザ・デラ・カーザ(ソプラノ) … ドンナ・エルヴィラ
フェルナンド・コレナ(バス) … レポレロ
ヴァルター・ベリー(バス) … マゼット
リタ・シュトライヒ(ソプラノ) … ツェルリーナ
【録音】
1956年 ザルツブルク(ライヴ)
ミトロプーロスの指揮はフルトヴェングラーの凄まじいアッチェレランドこそありませんが、すみずみまで神経の行き届いた緊張感あふれるものになっています
(2024年 1月 7日 8時 42分 追加)