私とモーターのことはYouTubeを参考にしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=gqq-xNGyNog&t=17s
8極シンクロナスモーターをステンレス板などで組み付け、60Hz環境で31cmプラッターを
ドライブできるようにしました。プーリーの溝は33.1/3と45rpm用に調節してあります。
元来トルクむらやノイズの少ないシンクロナスモーターをステンレスで固めたので、プラッ
ター駆動用としては申し分のないものに出来たと自賛です。
(写真9枚目は40cm径50Hz用のプーリーを取り付けて動作確認しているところです)
仕様は以下のとおりです。
電源:AC100V/60Hz
適応:31cm径プラッター
回転:33.1/3 & 45rpm糸ドライブ使用前提
外形:底辺 約13cm、床からプーリートップマで13cm
重さ:約5kg
ご留意ください
糸のかかるプーリー溝の底径は糸のスリップなどを考慮して計算値より約0.2mmほど太めに作っ
ています。糸の種類などにストロボの縞が前に流れるときは減速への微調整としてサンドペーパ
ーなどで可能です。
計算値通りに(0.1mmの精度で)仕上げることは可能ですのでお申し出いただければ対応します。
余談です。
シンクロモーターは文字通り電源周波数に同期して回転しますので回転精度は電源に依存し、東京
電力中部電力では周波数偏差50±0.2Hz以内となっているので最大0.004%、ストロボによる目視
では縞の揺らぎは全くありません。(あれば失格ですが)
デジタル制御なしでこの精度はアナログオールドマニアがDDモーターやサーボモーターよりシンク
ロモーターを好まれる理由かもしれません。アナログにこだわりなら尚更です。
ただこの手のモーターでオーディオに使えそうなものは入手が難しく中古を選別して使用しています。
軸受の摩耗や回転バランスをチェックし選別したものをオーバーホールしています。
できればもっと極数の多い、例えばメルコや海外製の様に24極ものがあれば理想ですが、もはや単体で、
しかもオーディオに使えそうなものとなるとほとんど入手不能です。
マイクロですら後年はサーボモーターを使用していました。