内容
日本の公的病院は、毎年7000億円もの税金が赤字補填のために投入されている。
本書は、その歪んだ現実を改善に向かって動かすための実践の書。
ナースステーションに看護師がいない、ものづくり現場の生産ラインの発想を活かした患者本位のセル看護システムの導入によって、
従業員満足度、患者満足度が向上できる。
それは、医療現場で働く人びとの幸せであると同時に、医療事故や病院内のストレスを減らし、コストの削減にもつながる。
もくじ
1 数字が表すカイゼンの力
2 飯塚発のセル看護提供方式(須藤久美子特任副院長)
3 カイゼン型病院経営が明日の医療を拓く
4 公立病院で実施したカイゼン事例
5 カイゼンへの動きが生まれた背景
6 TQM活動の四つの事例
7 CHC(Conference for Health Care)の動き
終章 今後の病院経営の諸課題