日本楽器『山葉文化椅子』ヴィンテージ フォールディング ディレクターチェア 民藝 /モーエンスコッホ

ヤマハが1930年代(昭和初期頃)に発表した「山葉文化椅子」です。座面を持ち上げることで折り畳みが可能。
付属するプレートに「意匠登録 56348号/日本楽器会社製」との表記がありますので、おそらく昭和59年以降に復刻された第2期モデルだと思います。
前脚の縦筋状の彫刻やアームを支える部材の円形のくり抜きに、アールデコ様式の雰囲気が感じられ、
潔い直線的なフレームデザインにアクセントとなっています。前後の脚を繋ぐ「床摺り」が付いていますので、畳の上でも使用可能です。
背と座は黄みがかった緑色の帆布。日本らしい色で、使い込まれた風合いもまた味わいがあります。
木部にスレやキズ、帆布に色あせなどの使用感、金具にサビが見られますが、この年代の物としてはきれいな印象です。
座面の帆布に破れがございます。ご使用する際は新しい物に替えて頂いたほうが良いかと思います。

●サイズ：幅510(閉じた状態95)、奥行き480、高さ805、座面高さ370mm